fc2ブログ
スポンサーサイト
--/--/--(--)
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
この記事のURL | スポンサー広告 | ▲ top
2005年11月22日(火) <納豆の本場は南部なのです!>
2005/11/22(Tue)
 少し前になりますが、青森県三戸町に本社がある大豆加工食品メーカー「太子食品工業株式会社」の工藤茂雄社長の講演を聴いて来ました。題して『納豆の本場は南部なのです!(大豆健康法)』。内容は、納豆の歴史・納豆や大豆の効能・そして自社の宣伝と言ったところでした。
 納豆の歴史に関して、工藤社長は、南部(現在の青森県東部から岩手県中部を指す)が糸引き納豆の発祥の地だと確信しているそうです。根拠は、①前九年の役(1060年前後)の頃、今の岩手県内で源義家軍が馬の餌のために大豆を煮ていたところ急襲にあい慌てて俵につめて逃げ、後日その俵を見ると納豆が出来ていて以降義家の秘伝の携帯陣中食になったと言うエピソードがある事(起源に関しては他にも沢山の説があります)、②南部は昔から良質な大豆の産地であり消費地だった事(江戸時代は海路で西国に出荷していた)、③明治以降、納豆の製法や納豆菌の研究が盛岡高等農林(現在の岩手大学農学部)などで行われた事等をあげていました。
 納豆や大豆の効能に関しては沢山ありますが、工藤社長は、特にフリーラジカルについて細かい説明をしていました。要約するとフリーラジカルは、人間の体の中で常に生み出されている物質で、免疫システムにおいて大切な役割をしているが、一方で老化や病気の引き金にもなるものだそうです。体内には、フリーラジカルの防御システムがそなわっていますが、大豆には、過剰のフリーラジカル(ストレスや紫外線、化学物質などもフリーラジカルを発生させる原因になる)を抑制する抗酸化物質が多く含まれているという事でした。
 最後に質疑応答があったので、私も勇気を出して「現在の使用している大豆の産地はどこですか?青森や十和田の大豆は使わないのですか?」と質問してみました。それに対して社長は、「現在は、中国、カナダ、アメリカ、国内は北海道、東北産を使用している。青森県の大豆は前には使っていた。安定した量と品質を保てれば青森、十和田の大豆ももちろん使いたい。太子食品の研究によると寒い地方の大豆にイソフラボンが多い事が分かったのでなるべく北の産地のものを使用している。」と言う話しでした。納豆

この記事のURL | 青森・十和田・農的暮らし | CM(0) | TB(0) | ▲ top
2005年10月18日(火)<新そばの季節になりました。>
2005/10/18(Tue)
 十和田市の手づくり村鯉艸郷で行われた新そばの手打ち体験に参加しました。
 ソバは産地によって、収穫の時期が異なりますが、十和田の辺りでは、8月上旬に種を蒔いて、10月の中旬に収穫するのが一般的です。生育期間が短く、やせ地や寒冷地でも育つので昔は、飢饉のための備蓄食品として栽培された事もあったそうです。


水回し
ここで、水とそば粉が均等にとまじわらないと、プツプツ切れたそばになっしまうので、とても大切な行程です。
そば打ち


麺棒でのしていく
 この辺になると大分そばらしくなってきて、ぐんと期待がふくらんできます。
そば打ち2


約30分程で出来上がり
太いの細いのと色々ありますが、自分で打てば文句は言えません。新そばの粉を使って、打ちたて、茹で立てですから、本当においしかったです。
そば

この記事のURL | 青森・十和田・農的暮らし | CM(0) | TB(0) | ▲ top
2005年10月5日(水)<フェアトレードって知っていますか?>
2005/10/05(Wed)
 南公民館祭りでアグリ塾と一緒に販売をする「風のひろば」さんでは、フェアトレードの品物を扱っています。
フェアトレード(公平な貿易)とは、途上国の生産者に公正な賃金や労働条件を保証した価格で商品を購入することで、途上国の自立や環境保全を支援する国際的な活動です。
 直接取引をする事で中間マージンをなくし生産者に正当な報酬が支払われています。また、継続的に安定した取引を行いながら、地元の原料や伝統的な技術を活かし、環境に負荷をかけない方法で、消費者に受け入れられる商品を開発できるよう、様々なアドバイスや情報を提供したりしています。
 フェアトレードの商品を買う事は身近な国際協力であると共に、その背景を知る事で、自分の暮らしを見直す切っ掛けになるのではないでしょうか。

~~「風のひろば」は、こんなお店です~~

 風のひろばはフェアトレードや国産の健康や環境に配慮した商品を販売しているショップと有機栽培コーヒーや自家製ケーキがいただけるカフェの併設店です。

 住所    十和田市稲生町15-16中央ビル1-1
(旧国道4号線青森銀行十和田支店並び、無料駐車場向かい)
電話・fax  0176-25-0185

ショップ 11:00~19:30 定休日(木)
カフェ  12:00~18:00 定休日(木・日祝)

「風のひろば」の店先
ペコちゃん人形の様に立っているのが店長の野月季子さんです。
(カフェーはレンタルスペースとしての利用もできます)

かぜの広場


ショップの奥にカフェがあります棚には絵本が置いてあり、やわらかい音楽が流れていてほっと寛げる空間です。
かぜの広場店内


この記事のURL | 青森・十和田・農的暮らし | CM(0) | TB(0) | ▲ top
2005年8月19日(金) <甘酒>
2005/08/19(Fri)
今回は「甘酒」のお話。今まで甘酒は寒い冬に熱々を飲むものだと思っていました。ところが、最近になって甘酒は夏にも飲まれていた事を知りました。甘酒の季語は夏。江戸時代には、夏になると甘酒売りが多く出回ったそうです。ブドウ糖やビタミン類、必須アミノ酸が豊富で、病院の栄養補給の点滴と同じような成分だとか。
 市販もされていますが、自分で作っても意外と簡単です。ポイントは温度管理。発酵に適した55℃~60℃を半日ほど保つ工夫(炊飯器でも出来るそうです)さえすれば、後は、麹菌がおいしい甘酒を造ってくれます。
 夏バテ防止、疲労回復に日本発のヘルシードリンク・甘酒を飲んでみませんか?

 手作り甘酒
食物繊維も多いので便秘の方にもお勧めです。
甘酒

この記事のURL | 青森・十和田・農的暮らし | CM(0) | TB(0) | ▲ top
2005年5月28日(土) <てのり>
2005/05/28(Sat)
 低温続きで遅れ気味だった田植えもほとんど終り、「てのり」が開かれる時期になりました。
 「てのり」と言うのは、みんなで集まってご馳走を食べたりお酒を飲んだりして、田植えの疲れを労う行事です。豊作を天に祈る「天祈り」が変化して「てのり」になったようです。
 西日本に住む人と話したら、あちらでは田植え後の慰労会の事を「泥落し」と言うのだそうです。その人曰く「青森の方が、自然条件が厳しいから、豊作になって欲しいと言う思いが言葉にも現れているのではないか。」との事でした。
 他の所では、どんな呼び方をしているのでしょうか。

(遠くに見えるのはまだ雪の残る八甲田の山々です)
春の八甲田

この記事のURL | 青森・十和田・農的暮らし | CM(0) | TB(0) | ▲ top
前ページ | メイン | 次ページ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。